こんにちは。
あたりまえに感謝する、というのは、中々持続するのは難しいことです。ただ、病気になると、出来なくなること、失うことが多いので、その時になると、初めてあのあたりまえが有難いことだったんだと悟ります。
子供がいてくれるのは日常的なことだけども、そのいてくれることこそが本当に有難いことなんだと感じます。なぜかというと、子供や家族とのつきあい方で、色々なあり方があることを知り、少し考えることがあったからです。少しその事について書いてみたいと思います。
特別養子縁組について
こういう記事を読みました。とても勉強になりました。
〈リンク〉
特別養子縁組で3児の親になった夫婦-そして家族になる- | 認定NPO法人フローレンス | 新しいあたりまえを、すべての親子に。
【特別養子縁組とは】
「家を継がせる」ことを目的とした普通養子縁組と異なり、特別養子縁組は6歳未満の子どもの福祉を目的として1988年につくられた制度です。
実の親が育てられないなどの理由から、血の繋がりのない育ての親と子どもが「特別養子縁組」をすることで法律上実の親子となります。
普通養子縁組と、特別養子縁組の主な違いは、
【普通養子縁組】
- 「家」の跡継ぎを残す・存続のために作られた。
- 実父母やその血縁との親族関係は存続する
- 戸籍の続柄に養子・養女
【特別養子縁組】
- 子どもの福祉のためにできた養子縁組の方法
- 家庭裁判所による承認の審判が下り確定すると実父母の関係は終了する
- 戸籍の続柄に長男・長女など、実子と同様に記載
とあり、養親の実子になることが大きな違いかと思います。
ホームページの内容には、
- 子どもはどこから来るの? 子どもの生みの親はどんな人で、なぜ子どもを手放すの?
- いくつかある特別養子縁組の民間団体。どこがどう違うの? どうやって選べばいいんだろう?
- 周囲の人にはどのように伝えたらいいの?
- 出生の背景、子どもにどんな風に伝えるんだろう?
という問いかけに対して、インタビュー形式で紹介されています。
この家族には、子育てをしたいという強い希望があり、血がつながらなくても家族になれるという気持ちが根底にありました。そこで、養子縁組をサポートして、さらに成立した後も生みの親と養親両方のケアをしている団体にめぐりあいました。
縁組後、生みのお母さんが「〇〇さんのおうちの子になってよかった」と感じてくれたことを知り、養親自身も前向きになれたそうです。特別からあたりまえになれたんだと感じました。
子育てについてもとても勉強になりました。

自分のものさしは、人にも当てはまるかどうか
人から見たら特別でも、自分にとっては“ふつう“のこと
自分も、祖父が婿養子でした。相手の奥さんが亡くなって、その後連れ子同士で再婚して父が生まれました。従って、自分の親兄弟は血のつながりが薄いです。しかし、仲が良く、離れていても気心が知れている感じがします。
戦時中、戦後は戦争孤児がたくさんいたため、こういう話は珍しくはなかったようです。
珍しいから、奇異に思われて、特別だと思われてしまうのかもしれませんが、当事者にとっては、現実であり切実であり、受け入れるべき日常なのだということを理解しなければいけないなと思いました。
家族になるということは、人生を共に歩むのであり、その形の作り方にはいくつか選択肢があることを知りました。家族のあり方は本当にたくさんあり、そしてそれが当事者にとっては、“ふつう“なんだと思います。
自分が尊敬する、小林せかいさんの未来食堂のテーマに「あなたのふつうをあつらえます」という言葉があります。「あなたにとっては珍しく見えるかもしれないけど、私にとってはふつうのことよ」という事は食べ物の嗜好だけでなく、色々な面で誰にもこだわりはあると思います。
実際問題あなたのふつうを受け入れます。というのは、中々できないかもしれませんが、ああこういうこともあるんだなという、寛容性の幅を広げるのはそう難しくはないかと思います。生きていく上で自分のモノサシをどれだけ取っ払えるか?主観でなく、客観できるか?は大きなテーマになるのではないかと思います。
おわりに
この養子縁組の活動が選択肢のひとつとして周知されるのを願うとともに、悩みを持つ女性が一人でも少なくなることを祈ります。
この内容は、子供の教育にも踏み込んでいますので、続編をつくり、もう少し続けようと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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