こんにちは。
笑い観察のテーマに、色々なことを考えております。
「笑う門には福来たる」。常に笑顔でいれば、物事も良い方向に運んで行く気がします。笑いとは何か、その文字から見ていきたいと思います。
「笑」という文字 神話の世界から
髪を結いあげた巫女の絵から生まれた字で、神を楽しませるところから 笑うという意味になった。
(赤ちゃんの名前ハッピー漢字辞典より)
古事記に、天岩戸開きというところがあります。
天照大御神が岩戸隠れをなさったとき、
天宇受売神(あめのうずめのみこと)が肌を露出して踊ると、八百万神(やおよろずのかみ)が笑い騒ぎ、天岩戸にお隠れになった天照大御神(あまてらすおおみかみ)が不思議に思って少し開けたところを、天手力男神(あめのたぢからお)が大御神を外へ引っ張り出し、再び天地が明るさを取り戻した。
(「神社と神様がよ~くわかる本」の内容を引用)
という内容のものです。神様も笑いや楽しいことへ心誘われるのだなと思いました。興味のある方は、前後の内容も本で調べていただくと面白いかと思います。
ところで、古事記の原文には、「笑」が「咲」と表記されています。「笑う」には、「わらう」以外に「花が咲く」という意味もあるそうです。
余談ですが、女優の武井咲さんがいらっしゃいますが、自分は以前名前を「さき」と思っていましたが、「えみ」と読むことをしばらく経ってから知りました。【咲 → えみ → 笑み】とつながっているのかなと自分なりに解釈しました。
この二つの漢字の成り立ちは同じようです。人が笑う口のほころびが花のほころびと似ているからみたいです。神々様も知情意は人間と同じなんですね。笑いの力は、大きいなと感じます。
拒む現代
現在、心を閉ざすような、緊張状態が続くような社会問題が色々な場面で起こっています。
歴史、人種、性別、障害、貧富、等々あらゆる相対するものが、自己の正当性を主張し、相手を非難します。自分が正しくて、相手が悪い。受け入れず、拒絶する。
「拒」という漢字は、手でしりぞけるという意味から成り立っているようです。「相手の要求を断る」、「進んでくるものを通さないように押さえとどめる」、「敵対する」
特に2つめの意味に、あることが頭に浮かびます。
それは、喘息完治のテーマでも書いていますが、出てこようとする体内毒素を、薬でもって固めるのが現代医学の方法だということです。
せっかく熱によって溶けてきた毒成分(膿や痰や鼻水など)を、薬の効果で押し込めてしまう。そうすればするほど体内にはどんどん溜まっていきます。それがいつか限界値を超えたとき、人体は耐えられなくなるでしょう。
主義や主張、方法の違いによって相対するものを拒み、固め、敵対すれば、いつの日かその反動作用が起こり、収拾がつかない事態に陥るかもしれません。
許しあうためには
心の緊張をほぐし、心を溶かし、ゆったりとした気持ちで物事にあたる・・・それには、笑いや許しが必要だと思います。
「許」には、神に祈り、ゆるされるという意味があるようです。
赤ちゃんのほほ笑みは、人の心を溶かしますね。大人でも、いつも笑顔でいる人は、人を惹きつけます。相手を受け入れる、許すために、簡単にできることは、まず笑顔になることでしょう。
さらに人を笑わせることが上手な人は、人間関係もうまくいっている方が多いです。その場に合った内容で人を笑わすには、相手をよく理解してツボをつかみ、タイミングよく気の利いた言葉を放つ技術が必要です。
個人個人が、自分も笑い、人も笑わせる、そういうムーブメントが起こせたら、いろいろな問題が解決されるきっかけになるのではないかと思います。
笑いの世界発信を
変な題ですが・・・現在日本はテレビをつけると、どこでも大概お笑い芸人が出演しています。今の時代、必要とされているのでしょう。
個人的にですが、お笑いの方々に、してもらえたら良いなと思うことが一つあります。
それは、困っている、悩んでいる人に笑いを届けてほしいということです。貧困や、孤独、紛争で危険にさらされている地域に直に行くのが難しければ、ネット配信で現地語訳のものを提供するとか。常に緊張し、恐怖に心を固く閉ざし、「生きのびる」ことが現実になっている方たちに、何とか笑顔になっていただきたい。
たくさんお金を稼いでいるお笑いの皆さんが、おいしいものを食べたり、豪華な家に住むだけではなく、そういう人助けの方面にお金を使ってもらうようになったらいいなと、一人考えるところです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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